増税だったのですね
平成16年度の税制改革で、不動産譲渡益の減税が謳われていました。しかし、同時に、「土地、建物の譲渡所得と他の所得との損益通算を廃止する」ことが記されています。
バブルの頃サラリーマンが土地・建物を購入し、その後の値下がりで多くの含み損を抱えている現状を前提とすると、この損益通算の廃止は、大変な増税でした。
損益通算ができると、土地・建物の売却損とサラリーマンとしての所得が合計されて、確定申告すれば、源泉徴収されていた所得税を取り戻すことができたのに、それができなくなります。多くの含み損を持ったサラリーマンからの税の還付請求を止めさせることが可能になったのです。なんということでしょうか。
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