チャイナシンドロームについて
今回の福島の件があったので、1979年3月16日に公開された「チャイナシンドローム」のDVDをインターネットオークションで購入して、じっくり見てみました。(1979年3月28日に、ペンシルベニア州のスリーマイル島原子力発電所2号機で炉心溶融(メルトダウン)し、燃料の45%、62トンが溶融し、うち20トンが原子炉圧力容器の底に溜まった。)
映画では、圧力容器内の水位計が誤作動して、その結果、燃料棒が危険にさらされるという設定でしたが、実際のスリーマイルでも、加圧器水位計が正しい水位を示さなかったことによる炉心上部のむき出しがあり、事故になったそうです。
福島第一原発1号機の水位計も正しい値を示すことができませんでした。ただし、今回のケースで正しい値を示していても、事故が回避できたかどうかはわかりません。いずれにしろ、圧力容器内の水位計を正常に運転するのは難しいことなのですね。
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