プラスチックとごみ分別
プラスチックのない生活が考えられない今日、プラスチックのごみをどのように扱うかは、大変重要なことだと思います。
東京では、基本的に不燃ごみとして扱ってきました。これは、プラスチックを清掃工場で焼却するとダイオキシンが出るためでした。しかし、大量のプラスチックを不燃ごみとして埋め立てると、埋立処分場がすぐに満杯になってしまいます。そこで、プラスチックを燃やせる清掃工場を整備することで、厄介物のプラスチックを燃やすことにしたのです。
結果として、プラスチックがなくなった不燃ごみは、「燃やさないごみ」と名前を変えて、大減量。一方、きれいな容器・包装用のプラスチックは新たに資源ごみとして回収されますが、大部分のプラスチックは、可燃ごみといっしょに「燃やすごみ」となりました。
広報活動は、リサイクルの視点から「資源ごみ」とか「サーマルリサイクル」と言った言葉を使っているため、分別方法の変更の意義と実際の分別方法の要諦(今回からプラスチックは基本的には燃やしてしまうことにした)を分かりにくく説明しているのは残念なことです。
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