トランジスタ工場は今
1962年製作の「キューポラのある街」を見ました。吉永小百合さんが演じる主人公は、中学3年。鋳物職人の父が解雇されたことからはじまり、貧困・親子・小中学生の不良化・民族・友情・性など多くの問題に直面しながら、まっすぐに生きていくというお話です。そして、埼玉県立第一高等学校への道ではなく、日立製作所武蔵工場(東京都小平市)に就職して定時制高校に通うことを選びます。
同工場は、トランジスタを作る工場として登場して、明るい大食堂に物凄い数の女性工員が楽しそうに集っている場面が出てきます。川口の鋳物の中小工場の労働環境と大会社の素晴らしい福利厚生施設の対比が印象的です。
バレーボールと言えば、日本リーグ18回優勝の日立武蔵。この映画ができてから2年後に創部だそうです。三屋裕子さんや、大林素子さんもこのバレーボールチームの選手です。
その工場も、株式会社 ルネサス テクノロジ武蔵事業所さんになっていました。
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