錦糸雀(カナリヤ)について
BShiで、『わたしが子どもだったころ「銅版画家 山本容子」』を見ました。
山本さんが、童謡「かなりあ」の歌詞を子供ながらに考えたら、怖くて歌えなくなったとの話。そこで、調べてみたら西条八十の以下のような歌詞でした。
歌を忘れたカナリアは 後ろの山に棄てましょか
いえいえ それはかわいそう
歌を忘れたカナリアは 背戸の小薮に埋けましょか
いえいえ それはなりませぬ
歌を忘れたカナリアは 柳の鞭でぶちましょか
いえいえ それはかわいそう
歌を忘れたカナリアは 象牙の舟に銀の櫂
月夜の海に浮かべれば 忘れた歌を思い出す
本来持てる能力が発揮されない場合でも、環境が整えられればその能力を開花できるといった内容で、詩人としての西条八十自身を歌ったものとも言われているようです。
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